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2006.07.07 Friday

高嶋政伸NHKの“味方”…元帝国ホテル料理長役に

 教養番組「その時歴史が動いた」で英国国旗を上下逆さまにして放送するなど不祥事が絶えないNHKに、俳優の高嶋政伸(39)が救いの手を差し伸べた。といっても、TBS系のドラマ「HOTEL」で演じた赤川一平のように「申し訳ございません」と頭を下げまくるわけではない。ホテルに違いはないが、あの名シェフを土曜ドラマで演じるのだ。

 その作品は、8日スタートの「人生はフルコース」(土曜午後9時、全3話)。昨年8月に死去した元帝国ホテル総料理長・村上信夫さんの半生を描いたドラマで、政伸は、老年期の村上さんを演じる際に特殊メークを施すほどの力の入れようだ。

 「HOTEL」では熱血ホテルマン、同じくTBS系の「こちら本池上署」では有能な警察署長と、さまざまな職種のキャラクターを演じてきた政伸だが、料理人はこれ以上にない“ハマり役”ともいえる。誰もがうらやむグルメの血が政伸には流れているからだ。

 両親の高島忠夫、寿美花代夫妻は、1970年から日本テレビ系の人気料理番組「ごちそうさま」の司会を26年間務めたことで知られるが、番組のほとんどの地方ロケに、まだ幼かった政宏、政伸兄弟も同行。各地のおいしい料理を食べまくり、2人とも肥満児になってしまったとのエピソードがある。

 仕事を抜きにした「高島家の食卓」はどのようなものだったのか。

 忠夫は約30年前の著書「高島忠夫の洋食劇場」(文化放送)で、母方の曽祖父で松前藩に賄い方で奉公していた斎藤三平を、北海道の名物料理「三平汁」の創案者だとする説を唱えている。

 本の中では、「我が家の手軽な料理」として、「元祖三平汁」のほか、刑事コロンボの大好物「チリ・コン・カーニ」、「イカのカレー煮」、「沢煮椀」などが挙げられ、レシピも紹介されている。読んでいるだけでヨダレが出そうだ。

 「人生…」で、政伸は実際に村上さんが使用していた包丁を持って演技。先の制作発表では、村上氏が戦地で「パイナップルが食べたい」という兵士に食べさせたリンゴでパイナップルに似せて作った「リンゴパイナップル」を再現して両親に出したり、兄夫婦にフルコースを振る舞ったことを明かした。

 グルメ一家の団結で、政伸が文字通り「味」のある俳優に成長するか楽しみだが、気がかりなことがないわけでもない。

 「こちら…」で娘役だったW(ダブルユー)の加護亜依(18)の喫煙が発覚したケースのように、「人生…」放送中にNHKの不祥事が新たに出てきたり、出演者が食中毒になるトラブルが起きたりしたら大変だ。

 政伸が「HOTEL」の名セリフ「姉さん、事件です!」を叫ぶ事態が生じなければいいが…。

ZAKZAK 2006/07/07

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