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2006.07.03 Monday

交付税削減、小自治体ほど打撃 全市町村アンケート

 朝日新聞の全市区町村アンケートで、三位一体改革(04~06年度)による地方交付税削減の影響が、小規模な自治体ほど大きいことが分かった。改革前の03年度と改革2年目の05年度を比べると、公共事業費の削減率は人口1万人未満では約4割に達し、人口20万人以上の2.5倍だった。負担増につながる住民サービスの見直しに踏み切る自治体の割合も小規模になるほど高い。交付税がさらに削減された場合に合併するかを聞いたところ、「平成の大合併」をしていない5万人未満の自治体では「検討する」が5割を超えた。

 三位一体改革に伴う交付税関連の削減額は、3年間で計5.1兆円。今回、調査対象にした05年度時点では、うち3兆8000億円が削減されていた。

 アンケートは全国の1843市区町村が対象。6月下旬までに90.7%の1672自治体が回答した。このうち交付税を受け取っている1531自治体を、1万人未満から20万人以上まで五つの人口規模別に分析した。

 交付税削減が歳入にどれだけ影響したかをみるため、03年度の交付税と地方税の合計に占める削減額の割合をみると、最も高かったのは1万人未満で7.0%。20万人以上は5.6%で、自主財源の乏しい小さな自治体に厳しい改革だったことが裏付けられた。

 交付税削減を契機に歳出削減に取り組んだ自治体の割合も小規模ほど高い。人件費削減は1万人未満は約9割が実施したが、20万人以上は約6割。公共事業費削減は1万人未満は約8割が取り組んだが、20万人以上は約6割にとどまる。

 保育料の値上げ、各種団体への補助金カットなど住民サービス見直しを実施した割合も20万人以上は約5割だが、1万~5万人は約7割、1万人未満は約8割だった。

 今後の合併については、政府が合併推進の対象とする1万人未満で、平成合併をしていないうち約6割の223自治体が検討すると回答。1万~5万人も約5割を占め、交付税削減がさらに進めば、小規模自治体を中心に2次合併が一気に進む可能性をうかがわせた。

 竹中総務相が提案している人口や面積を基準とする「新型交付税」には、3分の2が「どちらかといえば」を含め「反対」と答えた。

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