●上原が泣いた…巨人 9連敗
【巨人3-4ヤクルト】もう、どうしていいか分からない。上原が泣いた。巨人は14日、ヤクルト戦の9回に豊田清投手(35)が米野に左越え2点打を浴び逆転サヨナラ負け。9連敗で敵地での連敗も18となり、6回2失点でマウンドを降りた上原浩治投手(31)は大粒の涙をこぼした。前日13日に異例のオーナー報告を行った原辰徳監督(47)もショックを受けた黒星。横浜とは0・5ゲーム差となり、15日にも最下位転落の危機を迎えた。
悔しさ、憤り…。さまざまな感情が押し寄せ、上原はもう我慢ができなかった。報道陣から「先発として試合はつくったのでは?」と問われた時だ。「もう、どうしていいか分からないよ…」。大粒の涙。エースは両目を赤くし、涙をこぼしながら、それでも報道陣の質問に答え続けた。
「実力どうこうじゃなく、みんなで気持ちを前に出してやらないと…」
動けなかった。サヨナラ負けの直後、上原は放心したように約5分、ベンチで石のように座り続けた。自身が降板した7回以降は、最前列で身を乗り出して声援を送った。野間口、高橋尚がベンチに戻るたびに、握手して労をねぎらった。それが…。クラブハウスに戻る途中で、上原は感情を抑え切れなかった。
6回4安打2失点。「お世話になった人やから」。前日に他界した、入団1年目から投手コーチとして世話になった恩師・宮田征典氏への思いも胸に秘めていた。しかし、それ以上にあったのは、ふがいないチームへの怒りにも似たやるせない感情。神宮では99年10月5日にも涙を流した。ペタジーニへの敬遠指令が原因だったが、4回2死二塁では米野を敬遠してまで勝負に徹した。初回からセットポジションで投げ、体力消耗を避ける工夫もした。しかし、すべては報われなかった。
1点リードの9回にすべてが暗転した。2回無死では一塁走者のアリアスがカウントを勘違いし、二塁へ走って憤死。6回には左翼・矢野の失策から失点した。走塁ミス、エラー。それでも何とか逆転したが9回、豊田が1死二、三塁から米野に左越えサヨナラ打。西武からFA移籍した守護神は、9日の広島戦(広島)でもサヨナラ負けを喫したばかり。これで4敗目、防御率は4・84に落ち込んだ。
試合後、豊田の抑え役からの配置転換について問われた尾花投手総合コーチは「まだ終わったばかり。監督と相談します」。原監督は「今ここで僕が一存で言うことじゃない」としたが、抑え交代の可能性も出てきた。
前日、原監督は渡辺球団会長、滝鼻オーナーと会談。チームの今後について「必ず首位攻防戦に再突入するつもり」などと話したばかりだった。それがエースが涙し、守護神が打たれ、チームは今季2度目の9連敗。さらに敵地18連敗、15試合連続1ケタ安打…。試合後、真っ先にベンチを出た原監督には三塁側スタンドからバ声も飛んだ。
「みんなが考えて何かをやらないと…」。涙の上原はそう言ってクラブハウスに消えた。これで最下位・横浜とは0・5ゲーム差。15日にも最下位転落という、最悪の現実が待ち受けている。
≪豊田も目真っ赤≫サヨナラ打を浴びた豊田はベンチで目を充血させながら首をかしげた。「(最後は)フォーク。落ちなかった。きょうはフォークは悪くなかったけど続けたのが…。真っすぐを投げていれば手が出なかったかもしれない」と振り返った。9回無死二塁から宮出のバントを三塁に投げ、野選としたことには「ギャンブル的にいったけどいいところにいった。あれ以上のプレーはない」と話した。
≪1番二岡、3番高橋由新打線も実らず≫今季初めて1番に二岡、3番に高橋由を置く新オーダーを組んだが実らなかった。原監督は「勝つためのその位置ということで、ああいう形になった」と説明。二岡は7回に2死二、三塁から右前適時打を放ったが、高橋由はその後の2死満塁で内角の直球にバットを折られ二ゴロ。指揮官は「3番がもう少し機能してくれたらな」と嘆いていた。
≪エラー帳消し打も 矢野ヒーロー幻≫失策を帳消しにする一打を放った矢野も逆転負けにガックリだ。6回にラミレスの左飛を落球したが8回、一時は逆転となる左中間2点二塁打。「何とかやってやろうと思っていた。甘いボールが来たら全部いこうという気持ちでした」と話したが決勝打にはならず。原監督も「ミスを帳消しにする久々にいいタイムリーが出たんだけど」と残念がった。
悔しさ、憤り…。さまざまな感情が押し寄せ、上原はもう我慢ができなかった。報道陣から「先発として試合はつくったのでは?」と問われた時だ。「もう、どうしていいか分からないよ…」。大粒の涙。エースは両目を赤くし、涙をこぼしながら、それでも報道陣の質問に答え続けた。
「実力どうこうじゃなく、みんなで気持ちを前に出してやらないと…」
動けなかった。サヨナラ負けの直後、上原は放心したように約5分、ベンチで石のように座り続けた。自身が降板した7回以降は、最前列で身を乗り出して声援を送った。野間口、高橋尚がベンチに戻るたびに、握手して労をねぎらった。それが…。クラブハウスに戻る途中で、上原は感情を抑え切れなかった。
6回4安打2失点。「お世話になった人やから」。前日に他界した、入団1年目から投手コーチとして世話になった恩師・宮田征典氏への思いも胸に秘めていた。しかし、それ以上にあったのは、ふがいないチームへの怒りにも似たやるせない感情。神宮では99年10月5日にも涙を流した。ペタジーニへの敬遠指令が原因だったが、4回2死二塁では米野を敬遠してまで勝負に徹した。初回からセットポジションで投げ、体力消耗を避ける工夫もした。しかし、すべては報われなかった。
1点リードの9回にすべてが暗転した。2回無死では一塁走者のアリアスがカウントを勘違いし、二塁へ走って憤死。6回には左翼・矢野の失策から失点した。走塁ミス、エラー。それでも何とか逆転したが9回、豊田が1死二、三塁から米野に左越えサヨナラ打。西武からFA移籍した守護神は、9日の広島戦(広島)でもサヨナラ負けを喫したばかり。これで4敗目、防御率は4・84に落ち込んだ。
試合後、豊田の抑え役からの配置転換について問われた尾花投手総合コーチは「まだ終わったばかり。監督と相談します」。原監督は「今ここで僕が一存で言うことじゃない」としたが、抑え交代の可能性も出てきた。
前日、原監督は渡辺球団会長、滝鼻オーナーと会談。チームの今後について「必ず首位攻防戦に再突入するつもり」などと話したばかりだった。それがエースが涙し、守護神が打たれ、チームは今季2度目の9連敗。さらに敵地18連敗、15試合連続1ケタ安打…。試合後、真っ先にベンチを出た原監督には三塁側スタンドからバ声も飛んだ。
「みんなが考えて何かをやらないと…」。涙の上原はそう言ってクラブハウスに消えた。これで最下位・横浜とは0・5ゲーム差。15日にも最下位転落という、最悪の現実が待ち受けている。
≪豊田も目真っ赤≫サヨナラ打を浴びた豊田はベンチで目を充血させながら首をかしげた。「(最後は)フォーク。落ちなかった。きょうはフォークは悪くなかったけど続けたのが…。真っすぐを投げていれば手が出なかったかもしれない」と振り返った。9回無死二塁から宮出のバントを三塁に投げ、野選としたことには「ギャンブル的にいったけどいいところにいった。あれ以上のプレーはない」と話した。
≪1番二岡、3番高橋由新打線も実らず≫今季初めて1番に二岡、3番に高橋由を置く新オーダーを組んだが実らなかった。原監督は「勝つためのその位置ということで、ああいう形になった」と説明。二岡は7回に2死二、三塁から右前適時打を放ったが、高橋由はその後の2死満塁で内角の直球にバットを折られ二ゴロ。指揮官は「3番がもう少し機能してくれたらな」と嘆いていた。
≪エラー帳消し打も 矢野ヒーロー幻≫失策を帳消しにする一打を放った矢野も逆転負けにガックリだ。6回にラミレスの左飛を落球したが8回、一時は逆転となる左中間2点二塁打。「何とかやってやろうと思っていた。甘いボールが来たら全部いこうという気持ちでした」と話したが決勝打にはならず。原監督も「ミスを帳消しにする久々にいいタイムリーが出たんだけど」と残念がった。
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